日本は性善説だとよく言われます。
日本人は性善説で生きているから人を疑わないということです。
確かにそれはあるようですが、だから日本人は善良だという結論が出せるのは、当の日本人である私たちだけです。
つまりこういうことです。
性善説だから、相手を罵ってもそれは相手のためを思ってのことという解釈ができます。一見ひどいバッシングであっても、決して悪気はないという解釈です。
「先生に怒られた。でもそれは自分をもっと立派に育てようとしてくれているからだ。感謝しなくてはならない。」
「友だちが大勢でぼくをいじめた。ぼくはそれでも友だちに感謝している。みんなでダメな僕を鍛えてくれるんだ。」
こんな考え方ができてしまうのが性善説です。
しかしこれは、そのような性善説を共有していない人々には理解できないことです。
日本人「ちょっとあなた! そんなことしちゃだめじゃないですか!」
外国人「いきなり何を怒っているのか! 私を差別するのか! 私はあなたを許さない!」
こんな風に、オオゴトになってしまいます。




