2009年11月30日月曜日

風呂とシャワーのこと

最近のニュースにあったことですが、ソニーマーケティングの調査によると、湯船に毎回は浸からない、または、全く浸からないと答えた日本の若者が、なんと半数を超えているそうです。「日本人は風呂!」と思っていたのに、若い人たち(調査は十代から三十代)は「シャワーだけで十分!」ということになりつつあるのかもしれません。



我が家の十代の娘たちも、まだ小さかったころは毎日一緒に風呂に浸かったものでしたが、今はシャワーのみで済ませていると言っています。

広い世界を見れば、まず水が貴重な地域や、水があっても湯までは沸かさないという地域も多いはずです。筆者は台湾に住んだことがあって台湾人の親戚もできましたが、湯船には浸からず、シャワーだけというのは、台湾ではいたって一般的なことだと思います。

パキスタン航空の、南回りのヨーロッパ便に乗ったときには、帰りの便が乗り継ぎのためカラチで一泊しなければならず、航空会社が提供してくれたホテルに泊まりましたが、やはりシャワーのみで、しかもお湯が出ず、冷たい水だったということもありました。

フランスのパリでは、一泊日本円でわずか750円ほどのホテルに一ヶ月ぐらい泊まったことがありますが、そのホテルにもバスタブはありませんでした。あったのは共同で使うシャワーのみで、驚いたことにシャワー室の使用料が日本円で500円ぐらいでした。

シャワーにお金がかかったからというのでもなく、パリで過ごすうちにシャワーは毎日浴びなくても平気になってきました。最後のころには一週間に一度ぐらいでしたが、特に頭が痒くなるでもなく、体が臭くなったような気もせずに、毎日を快適に過ごしていました。あれはやはり気候の違いが大きいのだろうと思います。

また、日本人が大挙して海外旅行をするようになったばかりのころでしたが、パリの大きなホテルで日本の団体さんが到着したとたんにお湯の供給量の限界を超えてしまったということがありました。みんながみんな到着直後に浴室に駆け込んでお湯を使うなどということは、まったく想定していなかったからだそうです。

海外のいろんな国の人が日本を訪れますが、お風呂やシャワーの使い方は、日本人が特に特殊だと考えた方が良さそうです。その特殊な「ルール」については、お客様にわかる言葉ではっきりと明記して読んでいただくことが必要です。