今朝の朝日新聞サイトによりますと、中国の旅行会社にだまされた!という中国人観光客が少なくないようです。日本への団体ツアーでの話です。
日本のホテルや観光地で私たち日本の側がいくらがんばっても、ツアーに申し込んだ時と話が違う!というようなケースがあるというんですね。
例えば、ツアー料金とは別にお金がかかるオプションツアーが、さもツアー料金に含まれているかのように思い込まされていた!というようなことです。
また、日本で神戸牛のディナーが食べられると聞いていたのに、中国人専用レストランに隔離されたようになって、普通の中華バイキングを食べさせられたということがあったり、秋葉原で家電品の買い物ができるはずだったのに、早朝出発のため家電品店は開店前で、中国人団体客専用の店で買わざるをえなかったり・・・といったことが紹介されています。
ツアーガイドは、お店からのマージンで生計を立てていたますので、普通の家電品店では儲かりませんから、できればツアー客を話のついている店に連れていきたいというわけです。まあそれ自体は普通にあることですので問題にはなりませんが、行き過ぎがあるとツアー客は気分を害します。
こういったことは、受け入れる側の私たち日本人にはどうにもならないことだったりします。
そこで、日本の旅行会社が品質重視のツアーを中国向けに販売するということが始まろうとしています。まだいろいろと障壁があることでしょうから、簡単にはいかないと予想されますが、日本の旅行会社にもがんばってもらいたいところです。
外国人観光客の受け入れをお手伝い! ようこそニッポンどっと混む。
2010年8月26日木曜日
2010年8月12日木曜日
本当の正義って? 〜 民族対立の話 〜
よくありがちな普通の民族対立が日本にもあります。
最近では、「在日特権を許さない市民の会」とかいうグループが1万人も会員を集めて、京都の朝鮮学校を攻撃したんだそうです。
アドマックのすぐそばにも朝鮮学校はありますから、とても他人事ではありません。そこでちょっと冷静に考えてみましょう。
日本にある民族対立の代表といっていいのがこの、明治以前から日本人だった普通の日本人と、戦前戦後を通して日本の本土に住むようになった在日韓国人(北韓国を含む)との対立です。
民族を無視して政治的に国境線を引いたのが日本と、併合当時の韓国政権です。
日本の領土としての韓半島から「内地(日本の本土)」に「国内移動」したのが南北の韓国民族です。
戦前の力関係では日本民族が韓国民族に優越しましたが、戦後は逆転しました。
(どちらもアメリカ支配下に入りましたが、韓国は自分たちを敗戦した側とは考えていないためです。)
「相手に非があれば、それだけが全面的に悪い。だからそれをあらゆる手段で攻撃することは全て正しいこと。」
というのは野蛮な感情主義であって、理性的な行動ではありません。
実力行使が得意な「正義の味方」も一見かっこいいかもしれませんが、それは法律がろくにないような未開社会に限っての話でしょう。
法治社会では感情を排した議論と法的な手続きこそ重要です。
「在日特権を許さない」といっているのもつまり、法治社会であるはずの日本で、民族差別で憂さを晴らす人たちでしょう。しかし、もし国際社会からそういうのが日本人のメンタリティーとでも思われたら国益を大きく損ねます。
「日本の国益を!」と叫びながら、自分たちこそが国益を損ねる張本人なわけです。
ウヨクでもサヨクでも、要するに感情的に行動することは恥ずかしいことですね。
なによりも、そんな「思想」と無縁な普通の日本人、普通の韓国人は、互いを必要とする時代になっています。
お互いに尊敬し合い、感謝し合うことができています。人間として、正しい姿勢というのは、感謝と尊敬の関係に向かうことでしょう。
それこそが正義だという認識を共有したいものですね。
最近では、「在日特権を許さない市民の会」とかいうグループが1万人も会員を集めて、京都の朝鮮学校を攻撃したんだそうです。
アドマックのすぐそばにも朝鮮学校はありますから、とても他人事ではありません。そこでちょっと冷静に考えてみましょう。
日本にある民族対立の代表といっていいのがこの、明治以前から日本人だった普通の日本人と、戦前戦後を通して日本の本土に住むようになった在日韓国人(北韓国を含む)との対立です。
民族を無視して政治的に国境線を引いたのが日本と、併合当時の韓国政権です。
日本の領土としての韓半島から「内地(日本の本土)」に「国内移動」したのが南北の韓国民族です。
戦前の力関係では日本民族が韓国民族に優越しましたが、戦後は逆転しました。
(どちらもアメリカ支配下に入りましたが、韓国は自分たちを敗戦した側とは考えていないためです。)
「相手に非があれば、それだけが全面的に悪い。だからそれをあらゆる手段で攻撃することは全て正しいこと。」
というのは野蛮な感情主義であって、理性的な行動ではありません。
実力行使が得意な「正義の味方」も一見かっこいいかもしれませんが、それは法律がろくにないような未開社会に限っての話でしょう。
法治社会では感情を排した議論と法的な手続きこそ重要です。
「在日特権を許さない」といっているのもつまり、法治社会であるはずの日本で、民族差別で憂さを晴らす人たちでしょう。しかし、もし国際社会からそういうのが日本人のメンタリティーとでも思われたら国益を大きく損ねます。
「日本の国益を!」と叫びながら、自分たちこそが国益を損ねる張本人なわけです。
ウヨクでもサヨクでも、要するに感情的に行動することは恥ずかしいことですね。
なによりも、そんな「思想」と無縁な普通の日本人、普通の韓国人は、互いを必要とする時代になっています。
お互いに尊敬し合い、感謝し合うことができています。人間として、正しい姿勢というのは、感謝と尊敬の関係に向かうことでしょう。
それこそが正義だという認識を共有したいものですね。
2010年8月10日火曜日
きょう、韓国併合100年の首相談話
談話では、1995年の「村山談話」を踏襲し、韓国への植民地支配に対して「多大な損害と苦痛に対して、改めて痛切な反省とおわびを申し上げる」と表明する。村山談話は「アジア諸国の人々」を対象としており、韓国のみを対象とする談話は今回が初めてとなる。
また、韓国側の心情に配慮し、「併合された側、痛みを覚える側の気持ちを決して忘れてはいけない」「(併合は)韓国の人々にとって、国を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられたことだった」といった表現も盛り込む。 (2010年8月10日3時0分 朝日新聞)
1965年の日韓基本条約を最大限に重視して、戦後賠償の問題は再び議論しないという基本姿勢(韓国側にも約束を守ってもらうこと)を堅持しつつ、韓国の国民感情に最大限配慮して、いわば「日本人は二度と上から目線をしません。」という反省と謝罪を行うというのが、今回の首相談話になるはずです。
そのような趣旨であればまさに未来志向ですから、当然評価すべき「反省と謝罪」なのですが、こうした談話にまだ批判的な人たちも少なくないようで、それでは韓国の国民感情というものをまったく理解していない、理解するつもりもないということだとしか考えられません。
もちろん韓国側にも問題はあります。たとえば、政治的に作られた歴史を国民が信じ込んでいるといった問題です。しかしそれを指摘すれば、日本の皇室伝統も逆に指摘されなければならなくなってしまい、日本も韓国も、それぞれの国家を成立させている「物語」を互いに攻撃し合うことにもなってしまいます。
歴史とは、近代文明のもたらした「歴史学」だけではないというのが現実です。中国文明の伝統でいえば「正史」こそが歴史であり、正史とは、国家を安泰に保つための方策のひとつとして、常に必要なものであり続けてきたものです。その上に立って、日本には皇室があり、韓国には反日的な政治思想がありますから、お互い容易に否定できるものではありません。韓国の反日的な思想をやめさせるためには、日本みずからがまず、皇室をはっきりと人間臭いものに改める必要が出てきます。しかしそれはまだまだ無理なことでしょう。
歴史学として見れば、イエス・キリストが実在しなかったということをキリスト教徒に認めさせるのが無理であるように、この世界には、事実と違っても改めることのできないことがいろいろとあるのです。
また、韓国側の心情に配慮し、「併合された側、痛みを覚える側の気持ちを決して忘れてはいけない」「(併合は)韓国の人々にとって、国を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられたことだった」といった表現も盛り込む。 (2010年8月10日3時0分 朝日新聞)
1965年の日韓基本条約を最大限に重視して、戦後賠償の問題は再び議論しないという基本姿勢(韓国側にも約束を守ってもらうこと)を堅持しつつ、韓国の国民感情に最大限配慮して、いわば「日本人は二度と上から目線をしません。」という反省と謝罪を行うというのが、今回の首相談話になるはずです。
そのような趣旨であればまさに未来志向ですから、当然評価すべき「反省と謝罪」なのですが、こうした談話にまだ批判的な人たちも少なくないようで、それでは韓国の国民感情というものをまったく理解していない、理解するつもりもないということだとしか考えられません。
もちろん韓国側にも問題はあります。たとえば、政治的に作られた歴史を国民が信じ込んでいるといった問題です。しかしそれを指摘すれば、日本の皇室伝統も逆に指摘されなければならなくなってしまい、日本も韓国も、それぞれの国家を成立させている「物語」を互いに攻撃し合うことにもなってしまいます。
歴史とは、近代文明のもたらした「歴史学」だけではないというのが現実です。中国文明の伝統でいえば「正史」こそが歴史であり、正史とは、国家を安泰に保つための方策のひとつとして、常に必要なものであり続けてきたものです。その上に立って、日本には皇室があり、韓国には反日的な政治思想がありますから、お互い容易に否定できるものではありません。韓国の反日的な思想をやめさせるためには、日本みずからがまず、皇室をはっきりと人間臭いものに改める必要が出てきます。しかしそれはまだまだ無理なことでしょう。
歴史学として見れば、イエス・キリストが実在しなかったということをキリスト教徒に認めさせるのが無理であるように、この世界には、事実と違っても改めることのできないことがいろいろとあるのです。
(2010年8月10日 午前9時記)
2010年8月3日火曜日
日本的な性善説は外国人に通じるでしょうか?
日本は性善説だとよく言われます。
日本人は性善説で生きているから人を疑わないということです。
確かにそれはあるようですが、だから日本人は善良だという結論が出せるのは、当の日本人である私たちだけです。
つまりこういうことです。
性善説だから、相手を罵ってもそれは相手のためを思ってのことという解釈ができます。一見ひどいバッシングであっても、決して悪気はないという解釈です。
「先生に怒られた。でもそれは自分をもっと立派に育てようとしてくれているからだ。感謝しなくてはならない。」
「友だちが大勢でぼくをいじめた。ぼくはそれでも友だちに感謝している。みんなでダメな僕を鍛えてくれるんだ。」
こんな考え方ができてしまうのが性善説です。
しかしこれは、そのような性善説を共有していない人々には理解できないことです。
日本人「ちょっとあなた! そんなことしちゃだめじゃないですか!」
外国人「いきなり何を怒っているのか! 私を差別するのか! 私はあなたを許さない!」
こんな風に、オオゴトになってしまいます。
日本人は性善説で生きているから人を疑わないということです。
確かにそれはあるようですが、だから日本人は善良だという結論が出せるのは、当の日本人である私たちだけです。
つまりこういうことです。
性善説だから、相手を罵ってもそれは相手のためを思ってのことという解釈ができます。一見ひどいバッシングであっても、決して悪気はないという解釈です。
「先生に怒られた。でもそれは自分をもっと立派に育てようとしてくれているからだ。感謝しなくてはならない。」
「友だちが大勢でぼくをいじめた。ぼくはそれでも友だちに感謝している。みんなでダメな僕を鍛えてくれるんだ。」
こんな考え方ができてしまうのが性善説です。
しかしこれは、そのような性善説を共有していない人々には理解できないことです。
日本人「ちょっとあなた! そんなことしちゃだめじゃないですか!」
外国人「いきなり何を怒っているのか! 私を差別するのか! 私はあなたを許さない!」
こんな風に、オオゴトになってしまいます。
ラベル:
異文化理解
2010年7月28日水曜日
事実と信念について 中国や韓国の経済成長
伊藤忠商事の元会長で中国に豊富な人脈を持つという丹羽宇一郎氏が中国大使になりましたが、このほどの中国時報(台湾の新聞)によれば、丹羽大使は、アメリカとの関係だけを何よりも優先させてきたこれまでの日本の外交姿勢よりも、これからは成長に衰えを見せない中国との関係をより良好なものにしていくことが重要だと発言しているそうです。
また昨日は、アメリカ金融大手のモルガン・スタンレーが、韓国の経済成長見通しを上方修正し、韓国の今年のGDP(国内総生産)成長率は6%になるだろうと発表しています。
政治主導を標榜する日本の民主党政権も、中国や韓国との関係を重視する姿勢を強調してきていますが、日本経済がどうかというと、まだ何も結果は出ていないのかもしれません。
筆者が最近読んだある本によれば、オバマ大統領自身も中国によるアメリカ経済への支持を胡錦濤さんに懇願しているんだそうで、こうした新しい政治の力関係は、アメリカに限らず、ヨーロッパもアジア諸国もアフリカも、すでに世界中が中国の経済力に期待するという時代に入っているといってよいのでしょう。
もっとも、否定的だったり悲観的だったりする向きがないわけでもありませんが、中国の将来をどっちに予測するかというのは、予測する人の視点が主としてどこにあるか、立場がどこにあるかによるものだろうと思われます。
中国といえば共産党、共産党といえば一党独裁、一党独裁は悪いこと、実際にチベットやウイグル自治区などで弾圧があるんだから、このまま中国が台頭するのは悪いことだ…というような視点の置き方ですと、中国が成長を続けることは面白くないでしょうから、どんな材料があっても肯定的な見方はできなくなります。同時に、中国の成長を喜ぶような論調には声を荒らげて反論したくもなるでしょう。
特に私たち日本人というのは、ものごとを善悪二元論で考える習慣を大事にしていたりもしますから、中国の政治体制は善か悪かと考えて、簡単にいえば「悪だ」と判ずるシンプルな思考に疑問を持たない人も少なくありません。しかしこのようなシンプルな思考は、時として重大な失敗をもたらします。思考方法がシンプルであることは誰にも魅力ではあるんですが、シンプルな思考によって、思考で悩んだり苦労したりすること自体を嫌うようになりやすいですから、思考の停止や怠慢になって思考よりも結論が先に来てしまいやすくなります。そうなると、情報を精査することも億劫ですから、事実を冷静に見ることもできなくなってしまいます。事実よりも自分の信念だというと一見かっこいいみたいですが、それでは自分の信念と事実との間にあるべき大事な接点すら失いかねません。
また昨日は、アメリカ金融大手のモルガン・スタンレーが、韓国の経済成長見通しを上方修正し、韓国の今年のGDP(国内総生産)成長率は6%になるだろうと発表しています。
政治主導を標榜する日本の民主党政権も、中国や韓国との関係を重視する姿勢を強調してきていますが、日本経済がどうかというと、まだ何も結果は出ていないのかもしれません。
筆者が最近読んだある本によれば、オバマ大統領自身も中国によるアメリカ経済への支持を胡錦濤さんに懇願しているんだそうで、こうした新しい政治の力関係は、アメリカに限らず、ヨーロッパもアジア諸国もアフリカも、すでに世界中が中国の経済力に期待するという時代に入っているといってよいのでしょう。
もっとも、否定的だったり悲観的だったりする向きがないわけでもありませんが、中国の将来をどっちに予測するかというのは、予測する人の視点が主としてどこにあるか、立場がどこにあるかによるものだろうと思われます。
中国といえば共産党、共産党といえば一党独裁、一党独裁は悪いこと、実際にチベットやウイグル自治区などで弾圧があるんだから、このまま中国が台頭するのは悪いことだ…というような視点の置き方ですと、中国が成長を続けることは面白くないでしょうから、どんな材料があっても肯定的な見方はできなくなります。同時に、中国の成長を喜ぶような論調には声を荒らげて反論したくもなるでしょう。
特に私たち日本人というのは、ものごとを善悪二元論で考える習慣を大事にしていたりもしますから、中国の政治体制は善か悪かと考えて、簡単にいえば「悪だ」と判ずるシンプルな思考に疑問を持たない人も少なくありません。しかしこのようなシンプルな思考は、時として重大な失敗をもたらします。思考方法がシンプルであることは誰にも魅力ではあるんですが、シンプルな思考によって、思考で悩んだり苦労したりすること自体を嫌うようになりやすいですから、思考の停止や怠慢になって思考よりも結論が先に来てしまいやすくなります。そうなると、情報を精査することも億劫ですから、事実を冷静に見ることもできなくなってしまいます。事実よりも自分の信念だというと一見かっこいいみたいですが、それでは自分の信念と事実との間にあるべき大事な接点すら失いかねません。
2010年7月22日木曜日
小売業者向け外国人客おもてなしセミナー
静岡商工会議所と財団法人静岡観光コンベンション協会の主催で、2010年7月22日と23日の両日に渡り、小売業者向け外国人客おもてなしセミナーが開催されています。
弊社興津も、コミュニケーションボードの使い方と異文化理解について講師を担当させていただいております。
弊社興津も、コミュニケーションボードの使い方と異文化理解について講師を担当させていただいております。
ラベル:
セミナー 講座
小売店向け外国人客コミュニケーションボード
2010年7月21日、小売店向け外国人客コミュニケーションボードがリリースされました。
同日、静岡市庁舎市長室にて、小嶋市長より静岡市商店会組合さんと清水商店街組合さんに贈呈式が行われました。
この模様は、静岡新聞などで報道されています。
制作スタッフは以下の通りです。
企画・編集・デザイン・初期翻訳(英語・中国語・韓国語) 興津諦
英語監修 マーク・ザティルニー、 ジョン・C・サイクス
韓国語監修 花井貞美
中国語監修 陳文慧(台湾向け)、李俊(中国向け)
同日、静岡市庁舎市長室にて、小嶋市長より静岡市商店会組合さんと清水商店街組合さんに贈呈式が行われました。
この模様は、静岡新聞などで報道されています。
制作スタッフは以下の通りです。
企画・編集・デザイン・初期翻訳(英語・中国語・韓国語) 興津諦
英語監修 マーク・ザティルニー、 ジョン・C・サイクス
韓国語監修 花井貞美
中国語監修 陳文慧(台湾向け)、李俊(中国向け)
ラベル:
作品例
2010年7月16日金曜日
今年も始まりました。おもてなしセミナー出前講座
財団法人静岡観光コンベンション協会の主催で、外国人客を受け入れる事業者さん向けの「おもてなしセミナー出前講座」が今年も始まりました。従業員の皆さんに楽しんでもらえて役に立つお話ができるよう、今年はさらにパワーアップしてまいります。
ラベル:
セミナー 講座
2010年6月28日月曜日
日本の総理大臣 in G8 サミット
菅直人日本国内閣総理大臣がカナダでおこなわれたG8サミットに出席、外交手腕を期待されるところだったんですが、菅さん自身も認める通り、外交にはまるで自信がないようで、総理大臣としては珍しく英語もまるでできないようです。
このビデオは各国首脳の輪の中に入ろうとすべき様子を伝えていますが、ああ…と嘆きたくなるような悲しい雰囲気です。
私たち一般庶民は外国語などできなくても、十分立派に生きていくことができますが、外国の要人との交友関係が必須となる職業の人が、このように英語もできないというのでは困ります。
英語、英語と、うるさいんだよ。外国人にだって日本語をしゃべらせればいいだろう!
日本人としてはそんな気持ちにもなりますが、現実は現実です。自分の立場を正当化するために無理を言っても始まりません。
日本にいて、海外からの来客をもてなすだけでしたら、もちろんここは日本ですから、向こうから通訳を連れてくるなりしてくれればいいんでしょうけど、それもかなわないという状況では、なんとかしてお客様と意思の疎通ができるような方法も考えないといけません。
特に、海外からのお客様の使ってくれるお金で、ある程度の利益をあげてやろうという話になりますと、お客様の言語もできた方がいいに決まっています。
とても参考になって関心するのは韓国です。統計資料はありませんが、ソウルのホテルには、日本語ができるスタッフの数がとても多いようです。それも、日本語ができる特別のスタッフというのではなく、ホテルで接客するのだから当然日本語はできることが望ましいとばかりに、あの人この人、本当に日本語が上手です。
経済的な力関係というのがあるのは否定できませんが、これが日本になると、韓国語のできる日本人スタッフというのは、ほとんどいないのではないでしょうか。
そこで韓国人を雇ったり、中国人を雇ったりすることになりますが、もし英語だけなら、対応できる日本人スタッフも少なくありません。
しかし時代は21世紀、韓国も中国も台湾も、経済的に豊かな人が増えてきて、日本に旅行に来る人がずっと増え続けています。いくら英語ができても、韓国人や中国人には英語のできない人が多いですから、ホテルで働くために英語を役立てようと思っても、実地に必要なのは中国語や韓国語だということになってきます。英語が役に立たないケースが増えているんです。
G8サミットも、各国首脳が交わしているのはほとんど英語でしょう。落ちぶれてきたとはいえ、まだまだアメリカ大統領が主役ですから、アメリカ英語とイギリス英語が入り交じって、フランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相、ロシアのメドベージェフ大統領なんかも英語で談笑しています。
その輪の中に入れないとなりますと、次に役立ちそうなのはフランス語でしょうか。日本語は完全に孤立してしまいます。日本の総理大臣以外に話せる人がいないからです。
もしこれが、中国、韓国、タイ、インドネシア、インドなど、アジアの国々の集まりだったとしてもやっぱり共通語は英語でしょう。憎らしくなりますが、まだまだそういう現実です。
でもこの現実も、あと十年、二十年するとどうなるかわかりません。英語以外の簡単な言語を、という時代になるとすれば、英語よりさらに簡単な中国語が共通語になってくる可能性が十分あると思います。
中国語はなにしろ人口の多さが半端ではありません。
中国、台湾だけでなく、あのリッチな国、シンガポールでもかなり通じます。ベトナムやタイなど、シナチベット系の言語が母語なら、中国語の習得はもちろん簡単ですし、東南アジア全域にとどまらず、中国系の住民は世界中に住んでいます。まったく別系統の日本語や韓国語でも、文法らしい文法のほとんどない中国語なら、数か月もあれば少しはしゃべれるようになるでしょう。
外国語は苦手! 無理! やる気もない!
そう開き直って全然問題なしという職業が多いのも確かですが、もしこれから14億の中国人と何らかの関わりをもちそうだと思われる方は、ぜひ中国語の勉強もしてみてください。おすすめです。
2010年6月24日木曜日
日本人がカメルーンやデンマークを応援
2002年FIFAワールドカップでの縁がもとで、大分の方にはカメルーン、和歌山にはデンマークを応援する人たちがいます。
今開催中のワールドカップでは、グループリーグで日本はカメルーンに勝利しました。明日の未明には、決勝トーナメント進出をかけて、日本代表チームはデンマークと対戦します。
日本人なら日本チームを応援して当たり前! 応援しなければならないはず! 敵国を応援するなんてあり得ない!!
そんなふうに鼻息の荒い人もいるかと思いますが、実際のところ、韓国の人たちとサッカーの話をして、「日本はデンマークに負けると思うよ。」なんて言いますと、「日本人なんだからそんなこと言ってはだめでしょう?」と窘められたりします。
おそらく韓国では、敵国チームが勝つだろうなんてことは、非常に言いにくい空気が流れてるんでしょうね。自国を応援しない者は非国民だというような、愛国的な空気が溢れていることと思います。
日本といっしょに2002年を共催した韓国では、日本のようにカメルーンやデンマークを応援する、なんてことがあるんでしょうか? おそらくないんじゃないかと思います。
愛国心というのは、決して非難されるものでもなんでもなくて、自分の国を大事に思うことなんですからけっこうなことだと思いますが、いわゆる言論封殺というか、言葉狩りといったものが出てくるところには、怪しげな空気が漂うものです。
その怪しげな空気には気を付けたいものだと思います。
今開催中のワールドカップでは、グループリーグで日本はカメルーンに勝利しました。明日の未明には、決勝トーナメント進出をかけて、日本代表チームはデンマークと対戦します。
日本人なら日本チームを応援して当たり前! 応援しなければならないはず! 敵国を応援するなんてあり得ない!!
そんなふうに鼻息の荒い人もいるかと思いますが、実際のところ、韓国の人たちとサッカーの話をして、「日本はデンマークに負けると思うよ。」なんて言いますと、「日本人なんだからそんなこと言ってはだめでしょう?」と窘められたりします。
おそらく韓国では、敵国チームが勝つだろうなんてことは、非常に言いにくい空気が流れてるんでしょうね。自国を応援しない者は非国民だというような、愛国的な空気が溢れていることと思います。
日本といっしょに2002年を共催した韓国では、日本のようにカメルーンやデンマークを応援する、なんてことがあるんでしょうか? おそらくないんじゃないかと思います。
愛国心というのは、決して非難されるものでもなんでもなくて、自分の国を大事に思うことなんですからけっこうなことだと思いますが、いわゆる言論封殺というか、言葉狩りといったものが出てくるところには、怪しげな空気が漂うものです。
その怪しげな空気には気を付けたいものだと思います。
ラベル:
スポーツ
2010年6月20日日曜日
日本が理解され始めています。
<W杯>中国人が日本代表を応援する理由とは?
日本のマナーが中国を変えた — シンガポール華字紙
日本のマナーが中国を変えた — シンガポール華字紙
2010 年6月16日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国人が日本サッカーを応援するのには理由がある」を掲載した。以下はその抄訳。
スポーツは平和、友好の象徴であり、国と国との架け橋だ。しかし、日中間には靖国参拝、尖閣諸島、遺留化学兵器、日中戦争の民間人賠償などの問題が山積みで、中国人は強い反日意識を持ち続けている。思い出されるのが2004年に中国で開催されたアジアカップ。中国人は日本代表を罵倒し続け、果ては「大刀で鬼子(外国人、とりわけ日本人への蔑称)の首を切り落とせ」などと叫ぶ始末。スポーツ精神と汚し自らのイメージをおとしめてしまった。
2008年の北京五輪、日本対オランダ戦。スタジアムはまるでオランダのホームのようだった。中国人観客は日本に容赦ないブーイングを浴びせた。ところがどうだろう。試合後、日本代表の選手たちはたった1回の拍手も声援も送ることがなかった中国人観客の前に整列し、深々と一礼した。一部の中国人観客の粗野な態度が目に付いただけに、日本代表の素晴らしい態度が鮮明となった。さらに日本の各界が全力で北京五輪を支えたことは中国国民の胸をうった。
そして日本のマナーに触れて、中国も変わり始めている。ある中国メディアは「あなたは日本サッカーが好きですか?日本サッカーが好きだという人をどう思いますか?本当のサポーターならば、日本サッカーを支持することを光栄と思うでしょうか?」と問う調査を実施した。中国代表よりも日本代表を支持するとの回答も多く、日本の勝利を望むと答えた著名人も多かった。大きな変化だと言えよう。
ギリシャに2対0と勝利した韓国に日本メディアはエールを贈った。時事通信社は韓国の勝利は日本代表の士気を高め、カメルーン戦の勝利につながったと評したほど。中国人も今、日本代表を支持している。日本の勝利は中国サッカーの自信にもつながるからだ。次回W杯のアジア出場枠増加も日本と韓国の成績にかかっているのだ。そしてそれ以上に重要なのは、日本への応援は中国人の度量を示すことでもある。これもまたW杯の魅力であろう。(翻訳・編集 /KT)
2010-06-19 06:08:41 配信(レコードチャイナ)
もし日本のサッカー選手たちに中国人を見下すような気持ちがあったら、「試合後、日本代表の選手たちはたった1回の拍手も声援も送ることがなかった中国人観客の前に整列し、深々と一礼した。」などといった態度は取れなかったことでしょう。このほんの3年前、2005年の4月には、北京などで反日デモがありました。上海ではデモ隊が暴徒化して、日本料理店や日系のコンビニエンスストアに対する破壊や放火、上海日本領事館に対する投石や破壊活動をおこなって、中国の警察隊も出動はしましたが、暴徒を止めることまではせず、ただ見ていただけでした。こんなことがあったにも関わらず、私たち日本人は決して報復などしませんでした。日本人って、まるで全員ガンジーみたいですよね。
1999年9月21日に起きた台湾の921大震災のとき、救助に当たった日本の救助隊員たちが、瓦礫の中から生存者を救助できなかったことを大変に申し訳なく思って、家族の救出を待っていた台湾の人たちに、大変に申し訳なかったとお詫びをしたこともありました。
そのような日本人の態度に対して台湾の人々も強く心を打たれて、もちろんあなた方が悪いわけはない、本当にがんばってくれた、ありがとうございましたと、涙、涙でお礼を言ったということです。
「見下そう」などといった姿勢、態度(上から目線)さえなければ、そして日本人本来の実直さ、誠実さが発揮できれば、中国、韓国、台湾、フィリピン、インドネシアなどなど、日本と大きな関わりをもつ国々の人々から、現代の日本と日本人を正しく理解してもらうことができるようです。
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執筆者
興津 諦(Okitsu, Akira)
1960年生まれ、静岡市出身。1984年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒、1992年日本語教育能力検定試験合格。
広告制作やホームページ制作に従事する一方で台北市と静岡市にて日本語教師として一般社会人への日本語教育や、来日就学生への日本語教育と生活指導にあたる。
著作『日本語入門 〜The Primer of Japanese〜』(日本語ブックセンター創学社)、『日本語学習者のための新しい日本語文法』(大修館書店 月刊「言語」1994年12月号)ほか。
1960年生まれ、静岡市出身。1984年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒、1992年日本語教育能力検定試験合格。
広告制作やホームページ制作に従事する一方で台北市と静岡市にて日本語教師として一般社会人への日本語教育や、来日就学生への日本語教育と生活指導にあたる。
著作『日本語入門 〜The Primer of Japanese〜』(日本語ブックセンター創学社)、『日本語学習者のための新しい日本語文法』(大修館書店 月刊「言語」1994年12月号)ほか。
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